感動・創造都市 十和田市

〜 人が輝き 自然が輝き まちの個性が輝く 理想郷 〜

十和田市の概要

限りなく高い空、西にそびえる秀峰・八甲田山、清澄な水を豊かに湛える奥入瀬川と人工河川・稲生川、広がる田園の緑、そして整然と区画された街並み。恵まれた自然環境の中に穏やかにたたずむ十和田市は、青森県東南内陸部に位置する田園都市です。

市の誕生は、昭和30年2月。三本木町、大深内村、藤坂村が合併し、三本木市が誕生。さらに同年3月に四和村が参入、四つの町村がそれぞれの歴史を一つにし、新しい未来への一歩を踏み出しました。

その翌年10月、新しい市の大いなる発展と成長を願い、その名を国立公園十和田湖にちなみ、「十和田市」と改称しました。全人口の70%を集める市街地は、安政6年(1859年)に新渡戸傅翁(前五千円札の肖像・稲造博士の祖父)の人工河川・稲生川の上水によって拓かれた「若いまち」です。

そして平成17年1月1日、自然豊かなうるおいとやすらぎと夢あふれる元気な町 十和田湖町と合併し、新十和田市が誕生しています。 人口は、約62,958人。 世帯数は約27,395世帯です。(平成28年12月末日現在)


十和田市の歴史

八甲田連峰の裾野に拓けた三本木原(現十和田)の中央部に感動・創造都市十和田市があります。昔の三本木原は水もなく、木も家もない、無益の原野で三本の木しかないので「三本木」といわれ、それが地名になったという。

この荒漠たる原野を緑の穀倉地帯に変えたのが、南部盛岡藩士新渡戸傅翁である。傅翁は安政2年(1855年)63歳の時、三本木原総合開発の一端として人工河川「稲生川」の工事に着手、奥入瀬川の上流法量から導水、途中2ケ所に穴堰(トンネル)<熊の沢と矢神の間2,540m、法量と段の台の間1,620m>を貫通させ、安政6年(1859年)5月4日に完成させた。この開田に傅翁の後継者として長男十次郎が開拓に従事した。

その後、国営開墾により大平洋岸まで通水し、6,500haの開田となった。十次郎によって十二町四方の碁盤の目状に整然と区画された街並みは、今もなおその美しさ、機能性を失っておらず、民主と平等の精神を反映させた格子状をなす都市構造は、現在「近代都市計画のルーツ」として注目を集めている。


 

十和田市官庁街通り

日本の道百選 十和田市官庁街通り

 整然とした街並みの中で、とりわけ市民が誇りに思う道、それが「官庁街通り」。

戦前当地が馬産地であったことから、帝国陸軍の軍馬補充部が設置され、周辺地区には広大な畑地と多くの厩舎があり、軍馬の生産に当ったほか、周辺の農家で育成された馬を買上げたことから馬市はこの地方の名物としても賑わった。この馬市は、戦後に軍馬補充部が解体されるまで当地繁栄の重要な役割を果たしてきた。

十和田市官庁街通りはこの時代の軍馬補充部事務所本部の正門から本部庁舎までの主幹道路のあとで、その両脇に植えられている松や桜並木は、当時の面影を残している。この整然とした通りを生かし、昭和44年都市計画街路として、総延長1.1キロ、幅員36メートルの通りとして誕生した。

植樹帯には、樹齢100年からの赤松(168本)、ヨシノザクラ(156本)のほか、花壇も配置され、道の両側には、40を超える国・県・市の官庁が並び、熊本市、丸亀市と共に都市基本法の「事務所街区」にも指定されている。

この官庁街通りは、四季折々の祭りを開催するなど常に市民に親しまれていることから、昭和61年8月10日に建設省から「日本の道・百選」に選定され、また平成4年には、駒街道として「新・日本百景(旅の手帳誌)」にも選ばれている。


施設環境

官庁街通り沿いには、緑地や小公園が広がっています。運動施設としては、日本一の規模を誇る野外屋根付相撲場、さらに総合体育館・競技場・市民プール・野球場・テニスコートなど。教育施設としては、文化センター・中央公民館等が配置されており、広く市民の憩いと潤いの場所として利用されている。

市街地から西方8kmに市民の森「高森山」がある。ツツジの名所、また野鳥の森として親しまれている。展望台からは近代都市計画のルーツ[十和田市」が一望できる。現在この地区は総合運動公園構想による開発地区で、構想の重点事業の一つである「馬事公苑構想」に基づく施設整備が進められている。


教育環境

昭和41年、北里大学畜産学部が十和田市に開校している。

教養課程は神奈川県相模原市で、専門課程は十和田市でというユ二一クな内容で、二千人以上のフレッシュな若者が居住することから、農村都市特有の無理した近代的装いではない垢抜けた市街地の風情がある。

また高等学校は4校、中学校は9校、小学校は21校あり、知・徳・体の調和の取れた育成を目指している。


十和田市商店街

十和田市の中心商店街は、魅力ある商店街づくりに向けて景観整備事業を行い、アーケードやストリートファニチャー新設など、景観を一新した。

今後も引続き店舗施設や商業基盤施設の整備と商業近代化を促進しつつあります。


イべント

春まつり

太素祭5月3〜5日

三本木原開拓の祖・新渡戸傅翁父子の偉業を称え、稲生川上水(5月4日)を記念して開催されます。

観桜会4月下旬から5月上旬

官庁街通り・中央公園・三木野公園・の桜が見所です。

特に官庁街通りの夜桜のライトアップは天下一品です。
市民はもとより首都圏の観光エージェント等にも働きかけながら誘客に結び付けて実施していることから、
見逃すことのできない観光ポイントとなっています。


 とわだYokosai夢まつり

全国各地で行われている「よさこい」ですが、十和田市ならではの特性や個性を出しながら開催しており、

多くの方々に感動と感激を与えてくれるイベントとなっています。

とわだ。馬花道 AOMORI花嵐桜組

 

夏まつり 8月上旬

納涼まつりや地場産品が食べられるイベントなどが模様されます。

花火大会8月14日(毎年同じ日です)

市街地での花火では、県内最大規模で実施されています。

場 所  十和田市陸上競技場 19時〜

 

全国高校相撲十和田大会8月15日

全国選抜大学相撲十和田大会8月14日

全国高校相撲大会

日本一の規模を誇る野外屋根付相撲場で、毎年熱戦が繰り広げられて います。

数年後には力士としてデビューする逸材もいて、相撲ファンならずとも見逃せない定番イベントです。


秋まつり

山車の運行9月第二金・土・日曜日

絢爛豪華な山車運行と南部駒踊りの乱舞する様は全国一(初日と三日目)。 特に「日本の道・百選」に選ばれた官庁街通りで繰り広げられるまつりの数々は市民参加型のまつり(中日)として親しまれており、地域性を生かした独自のみこしの運行、流し踊りや、太鼓車・山車の夜間運行が繰り広げられており、十和田市を始め近隣町村の方々にも喜びと楽しみを与えてくれます。 十和田市最大のイベントです。

手作り山車

 

駒フェスタとわだ10月中旬(2日間)

市内中心部に位置する中央公園緑地をメイン会場に、馬文化の継承と、ふるさとに密着した観光資源の掘り起こしと地場産業のPR、消費拡大を図る足掛りの場として開催。生きた馬による疾走や流鏑馬競技など、盛りだくさんの内容で馬にこだわったイベントを企画。このイベントにより、市民の地域連帯の高揚とふれあいの場の提供が可能となり、さらに「駒の里・十和田市」の観光イメージの定着を図ることが出来ています。

女性騎手による流鏑馬!