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*****中心市街地住民によるまちづくり懇談会での意見集*****

 出された意見を内容別に分類しました。


  • 現時点で計画推進に賛成か反対か
  • 計画に対する不安
  • 気になる予算の面(もうこれ以上の借金は・・・)
  • 計画を進める上での意見調整をどうやるか
  • 既存の建物を利用できるか
  • TMO(まちづくり機関)ってどんなもの?

    現時点で計画推進に賛成か反対か 計画に対する期待と不安

    A:これまでの活性化の計画はいつも中途半端だった。今の土地は住んでいても生活の利便性が中途半端なので、1ブロック全てを開発するなら喜んで協力する。

    B:当方は駐車場を貸しているが、貸しても売ってもよいので本計画にぜひ利用してもらいたい。また、土地を持つ近所の店も同意するところが多いと思う。そうなると、ブロック全体を利用することができる。説得が必要であれば、自分も手伝う。

    C:条件がそろったブロックからどんどん計画を進めてほしい。当方は最近になって店舗を改装したが、計画があれば協力するつもりだ。

    C:全ての人の協力は得られないだろうが、他の人がやってくれるだろう、では何もできない。1人でも多くの人が自分から動く気持ちを持てば実現も早くなるのではないかと思う。

    D:TMOに対する助成は、中心市街地へのはなむけになるか香典になるか、最後の一策となるだろう。早急かつ具体的に進めるべきだと思う。

    E:今回の活性化計画は具体的内容が全く見えないが、とりあえず、手を上げないと始まらないと思う。ダメだと思ったら手を引くぐらいの軽い気持ちで始めてみたい。

    F:私の周辺環境からして新たに手を入れるのは難しいと思い、今回は手を上げないつもりだったが、みなが頑張るなら手を上げる。

    G:この手の計画を聞いても、松木屋の例など今までのことがあるので、またかと言うかんじでピンと来ないが、皆さんが頑張ろうと言うなら、私も賛成したい。もっと具体的に話を聞きたい。

    H:自分の店がある場所で子供を育て暮らしているので、他に移るのはどうかと言われても、難しい。

    C:新渡戸伝がこの土地を開拓してから150年。第2の開拓の時期が来たのではないかと思う。

    I:まちづくりをしていこうというのはよいことだと思う。

    J:土地を動かすと言う話はとても良い。10年前にあったら良かった。店が並んでこその商店街、やる気のある店が並んでの活性化と思う。

    K:まずは1人1人がこの計画に納得することが大事で、3、4年どころか10年はかかるかもしれない。そのときに街がどうなっているかが心配だ。

    A:4号線沿いの人達はどう思っているのか。バイパスができたら六戸みたいになるのではないかと心配だ。

    F:計画に一度ゴーサインが出たら途中でやめるわけにはいかないのではないかという心配がある。

    答:今回の計画は全く何もない状態である。従ってどういう手法を取るのかも決まっていない。

    H:青森のパサージュ広場のように、狭い土地で計画を実行するなら実現できそうな気がする。

    L:後継者がいないと、何かすると言っても無駄になってしまうのではないか。

    M:とてもよい計画だと思うが、土地を持っていないので話を進めることができない。

    M:店が集まったところに道ができるという感覚だったが、道を造ることでその周辺を活性化させようという考え方があるということがわかった。

    N:実行に移すには皆さんを納得させることと損する人が出ないことが重要だと思う。

    O:みんなが納得できた上で街づくりができればと思う。「みなさんがやるなら喜んで協力します」という意見が出てくるような会合が持てればよいと思う。

    気になる予算の面(もうこれ以上借金はしたくない) 計画を進める上で意見調整をどうするべきか

    A:計画に沿って店を出したり、改装するのにお金がどのぐらい必要なのかわからないから不安なのではないか。

    P:現実に貸させるため、動かすためには金額を提示したほうがいいのではないか。

    P:既存の建物を建て直しする場合の補償が気になる。

    R:何をやるにしても、借金をしなくてはいけない。また借金をするとなると辛いものがある。

    A:同じ町内でも、東西のブロックでも、考え方が違うかもしれないので、グループ・ブロック毎に煮詰めていかなければならないのではないか。

    L:地権者がやる気にならないとダメだと思う。

    H:広い土地を持っている人は大抵年齢が高く保守的で、情報があっても耳に入らないことが多く、一番聞いて欲しい人(地権者・お年寄り)に聞いてもらうことができない。

    S:地権者の意見がばらばらだとどうしようもないだろう。

    P:地権者の人数が多いところでの計画の実施は難しいのではないかと思う。

    T:1〜8丁目の地権者の意見をまとめるのは困難だと思う。例えば、パティオを作るとしたらどのぐらいの規模が必要か?

    答:大規模でも小規模でも可能だが、公的資金が介入してくるので、1ブロック単位くらい必要だ。

    J:1ブロック全体の同意が得られないときはどうするのか? 答:その部分は避けて計画を進めることになる。

    U:以前からブロック内に小道を作ろうという話はあった。小さな区画の話ならば意外と簡単にまとまると思うが、全体で考えるとなかなか大変なことだと思う。核ができればそれが街区全体へ波及していくかもしれない。

    A:1ヶ所でも実行できればそれが広がっていくのではないだろうか。

    既存の建物を利用できるのだろうか TMO(まちづくり機関)ってどんなもの?

    A:どうせ廃れていくのならせめて安く貸してにぎわうほうが得策と思う。

    I:既存の建物を残す形のやり方ははあるのか?
    答:そういうやり方もある。

    T:松木屋や亀屋の店舗を大きくして、核店舗として活用していくことは可能か?
    答:そういう考え方もできる。

    J:他地域からの店の導入はあるか?
    答:当然多くなると思う。

    V:大型店を誘致してはどうか?
    答:大型店はもはや乗ってこない。

    V:家賃が上がっても、店舗や周辺の改装によってきれいになってくれればいいと思う。

    J:私はファッション系でもあるので、街並み・外観はきれいであってほしい。
    答:他からやってもらうのではなく、自分たちでやるということを認識して欲しい。

    A:鎌倉の街のように、既存の建物をうまく利用する街づくりをすべきではないか。

    V:本計画に関して、冊子の中に描かれている絵は、現状の人口を考えると現実的ではないと思う。北里大学もあることだし、十和田市が学園都市のようになればいいのではないか。

    A:老人が多く集まるゾーンとその近くに子供が集まるゾーンが必要だ。

    S:老人達はバスで市街地に来て、時間をつぶしてバスで帰る。朝六時ごろから待合室を開放している病院もあり、老人達はそれを利用している。老人達の行く場所がない。病院に来たあと午前中で皆いなくなってしまう。商店街がこのような老人の受け皿になれば良いのではないか。

    T:CDCとTMOの違いは?
    答:TMOは各市町村に一つしか認められない。その下に置かれるCDCは複数設置できる。
    答:TMOは公的資金の受け皿となり、土地の効率的な利用の仕方を企画してくれる。その下のCDCが具体的に開発を行う。

    T:他の地域での街づくりの状況はどうか?
    答:ほとんどうまくいっているところはない。

    R:全国のTMOの数は?
    答:全国にTMOの計画は350ほどあり、そのうち、立ち上げたところは100ほどである。

    V:お互いの店を良くするためにも商店街の交流を多くし、店員の接客方法や経営に関する教育などができると良いと思う。
    答:TMOにより店員教育のシステムができる可能性もある。

    T:TMOで土地の買収も行うのか? 答:あくまでもTMOはまちづくりの企画調整を行う機関であり、土地の買収はCDCが行うことになる。

    T:TMOの中身は少しわかった。これを進めると共に、TMOや活性化に関する外の情報をもっと公開して欲しい。

    F:TMOは、広い視野で公益性の高いものを企画すべきだ。



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